名もなき詩

塾長のひとりごと
Vol.2
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長時間勉強のすすめ

人間が本当に集中できる時間は60分間のうち15分くらいだと思います。


しかし、長時間勉強できなければ学力向上は望めません。


私が常々言っているのは一日最低3時間ですが、一日5時間くらいやっている生徒は毎年必ず数名います。


「彼ら」は土日となると朝9時〜夜10時くらいまで勉強しています。


そういう生徒は当然結果もよくなります。


「彼ら」はなぜ5時間以上も勉強できるのでしょうか?


ひとつには意識の面があげられると思います。


「彼ら」は学習意欲が非常に高く、向上心が強いのです。


このような意識の高さは、保護者の方々の考え方の影響があるからだと思います。


例えば「うちの子は長時間集中できない」と考えているお母さんがいたとしましょう。


もちろんこれは冒頭で述べたように事実です。


しかし、「だから5時間勉強できない」ということはありません。


もちろん「5時間勉強して頭に入らない」ということもありません。


理由は後で述べるとして、もし、そういうお母さんがいたとしたら子どもはもちろん「5時間なんて勉強できない」と思い込むことでしょう。


それが先入観というものです。


以前、私は生徒の力量を見て「今このぐらいだからこのくらい伸びるかな」という見通しをたてて教えていました。


しかし、ある時「自分の考える限界が生徒の限界ではないか」と考えて、そのような見通しをたてずに教えるようにしたところ、驚くほど生徒達が成長することがわかりました。


つまり、「親や先生の考える限界=子ども達の限界」ということなのです。


実は子ども達には環境に順応する高い能力と柔軟性が備わっているのです。


ですから、「無理に決まっている」と決めつけずに「やらせてみること」も大切だと思います。


もちろん、新しい環境に対しては慣れるまでにしばらく時間がかかることでしょう、精神的にくじけそうになるかもしれません。


大切なのは、そのときに「やっぱり無理だからやめなさい」と直ぐに結論を出さずに、「簡単にあきらめずに頑張りなさい」と励ませるかどうかということです。


大人は自分を基準に物事を考えますから、自分ができないことは子どももできないと決めつけてしまっている場合があります。


意識の高い生徒達の場合、たいていは保護者の方々も非常に意識が高く、「一度決めたことは簡単にあきらめず、限界をつくらない」という方が多いと思います。


もうひとつは体力です。これはもちろん肉体的な体力もありますが、精神的な体力もあると思います。


部活で鍛えたからといって長時間勉強できるわけではありません。


特に入試問題は、やっかいな難問に出くわすことが多いので、そういう精神的にストレスのたまる問題を長時間やっていけば、ふつうは誰だって嫌になるものなのです。


ところが、「彼ら」は全く気にしません。


それどころか、むしろ難問を楽しむ様子さえあります。


頭がいいからでしょうか?


いいえ、難問を気にしないから頭がいいのです。


私はこれを「鈍感」と呼んでいます。


いろんなことを気にせず「鈍感」であることが、勉強では非常に重要な素質のひとつなのです。


「鈍感」な彼らは時間を気にしません、隣の人が何をしていても気にしません、雪が降っても、雨が降っても気にしません、だから、もちろん、難問は気にしないわけです。


それでは「鈍感」は生まれついてのものなのでしょうか?


私は「鈍感」は養えるものであると考えています。


成績の悪い生徒はコンプレックスを持っている場合があります。


コンプレックスが原因の場合、それを取り払うように指導すると、ほとんどの生徒は成績が向上していきます。


例えば、「私はお兄ちゃんほど頭よくない」という生徒に「君は頭がよくないのではなく勉強していないから結果が出ていないだけだ、お兄ちゃんなんか気にするな」と言っていたら、いつの間にか成績が向上していきました。


また、「英語が嫌いだ」という生徒に「アメリカ人は幼稚園児でも英語ができる。英語は頭ではなく経験で学習できるのだ」と指導したら、中1のとき30点だった英語が入試で90点になりました。(余談ですが、後日、この生徒に「英語は好きか」と尋ねたら「嫌いじゃない」と答えました。)


食わず嫌いの生徒に、とりあえず食べてみてはじめて味がわかると指導するわけです。


たったこれだけで、コンプレックスはしだいに消え去り、「鈍感」になっていくのです。


「鈍感」が育っていくと、しだいにコンプレックスを克服した自分を認識することができるようになり、これがいわば「人間的成長」を実感するのだと思います。


このとき、生徒達はいままでにない喜びを感じ、この喜びをもっと経験したいと思い、もっと困難を克服したいと願うようになるのではないでしょうか。


だから、「彼ら」は難問を楽しむのだと思います。



さらに、目標ということがあげられます。


言うまでもない事ですが、目標が高いからこそ努力しても苦にならないわけです。


ところが、目標に向かうときのエネルギーには2種類あると思っています。


ひとつは、純粋に「看護師になりたい」とか「大学に行きたい」とか自分の将来のために必要な知識を求めるために、高校に行くというエネルギーです。


これを私は「正のエネルギー」と名づけています。


「自分をより高いレベルに引き上げる」という考えが根底にあるわけです。


もうひとつは、「彼氏と同じ学校に行きたい」とか「高校行って遊びたい」とか「制服がかわいい」というような、自分のレベルを向上させることが本来の目的ではない場合です。


これを私は「負のエネルギー」と名づけています。


困ったことに、「負のエネルギー」が強くても勉強はできます。


しかし、見かけ上は一生懸命やっているように見えても、根底に自分をレベルアップするという考えがないので、時間はかけますが成果は思うように出ません。


肉体的な疲労が勉強であると勘違いしているからです。


そして、一般的に「負のエネルギー」の強い人たちは、結果の出ないことを他人のせいにすることが多いようです。


もちろん、入試でもいい結果は得られません。


対して「正のエネルギー」の持ち主は、あとからあとからエネルギーが沸いてきます。


よく「砂漠に水」と言いますが、求めているからこそ、まるで砂漠に水をまくようにたくさんのことをあっという間に吸収できるわけです。


まさに「一をきいて十を知る」状態です。


だから、「彼ら」は長時間勉強しても吸収するエネルギーが沸いてくるわけです。


これが「5時間勉強しても頭に入る」秘訣です。


たいていは、どの生徒も「正のエネルギー」も「負のエネルギー」も持っています。


しかし、「正のエネルギー」が「負のエネルギー」に打ち勝たないと、つまり、自分の中の葛藤に勝利しないと長時間勉強での成果は得られないと思います。


それでは、15分しか集中できないのに、長時間勉強するためにはどうしたらいいのでしょうか?


具体的に考えてみたいと思います。


私は次のことを毎年指導しています。


〃彁擦念纏擦六箸錣塞ず筆算でやること→暗算をすると直ぐに疲れて最後までもたないし、疲れてミスが増えるとやる気がなくなる。


漢字や単語や語句は手で覚えること→とにかく、頭は最小のエネルギー消費量で済ませるためには体を使うことが一番いい。


声を出して覚えるのもよい。


但し、周りに迷惑はかけないように。


J拔するにあたっては、最初に必ず一日の計画をたてること→計画のない勉強は無益。


三日はもっても長くはもたない。


なぜなら、最後は時間との戦いになるのに、最も大切な入試直前の時期に、このくらいやればここまでできるという「計画の読み」を育てることができなくなるから。


ぐ貽のラストに頭の疲れる問題は持ってこないこと→頭が回転しすぎると、冴え過ぎて眠れなくなり翌日に影響の出る場合がある。


ラストは漢字・単語・語句・計算などがよい。


ヌ簑蠅魏鬚ときにダイナミクスをつけること→速く読んだり、遅く読んだり、さっと読んだり、じっくり読んだり。スピードやウェイトに変化をつけて学習するとよい。


スピードやウェイトを自由自在にあやつれるように訓練すると、頭をふだんはあまり使わず、ここぞというときにフル稼働して使うことが可能になる。


κ拔はだらだらやること→長時間勉強には「集中しすぎないこと」が大切な要素。


最初、頑張りすぎるとラストまでもたなくなる。


Г錣らないことは5分で見切りをつけること→こだわりすぎると、頭が疲れるばかりで効果的ではない。


わからないことは質問すればよい。


そのために塾がある。


頭で考えず手で考えること→とくに数学の図形や関数は、問題集の図に頼らずに、自分で図を書く習慣をつけること。


文章はポイントと思ったところに線を引きながら読むこと→とにかく体を使うこと。


なるべく間違えないこと→間違えると疲れるのが早くなる。


そのためには、○つけをこまめに実行すること。


特に新しいところや苦手なところは3〜5問で1回くらいのペースで。


 銑が実践できると、10時間でも可能だと思います。


頭のエネルギー消費量をできるだけ抑えて学習することをおぼえればいいわけです。


これが出来るようになると入試でも効果があると思います。


なぜなら、入試は50分×5科目=4時間10分ですね。


ということは、4時間10分バランスよくエネルギーを使い切る練習が必要なわけです。


実際には、緊張してアドレナリンが出すぎて、前半飛ばしすぎの可能性もあるわけですから、5〜8時間もつスタミナをつけなければ受験では成功しないと思うからです。


いかかでしょうか?


長時間勉強はなぜできるのか?


長時間勉強がなぜ効果的なのか?


おわかりいただけたでしょうか?


さしあたり、以下のことをチェックされてみてはいかがでしょう。


^媼韻箸靴董峺続Α廚鬚發辰討い覆い


◆崙澳供廚どうか


「正のエネルギー」が強いかどうか


これがクリアーできたら、さあ、あなたも「彼ら」の仲間入り。