高校で成績上位を狙っていこうと思ったら、短期で学習していく必要がある。
例えば、一学期の中間テストと期末テストで結果を残そうと思い、約40日間で試験範囲を最低3回転しようと考えたとする。
すると、単純に約13日×3回転と仮定すると、ほぼ2週間程度で試験範囲を全科目1回転しなければならない計算になる。
現代国語、古典、数学1、数学A、英語1、OC、生物、物理、現代社会、etc.とあるので、ざっくり言って、約1.5日で1回転する勢いで学習しなければならなくなる。(極論だが。)
したがって、短期で結果を残そうと思うと、とてもハードな学習を続けていかねばならない。
部活が楽ならまだ何とかなる、部活が忙しいと、とてもではないが連続上位を狙っていくのは至難の業である。
学校で渡される課題は全員同じ。
学校で使っている教科書や問題集も同じ、だとすれば、テスト結果は習熟度で差が出るのは自明の理。
だとすれば、出遅れてしまった者や習熟するための時間が足りない者はどうしたらよいか?
ただ、課題を解いていくだけでは絶対に上位に行くことはできないだろう。
そういう場合は、僕は独自のルートを切り開くことが大切だと思う。
他の子たちが使っていない問題集を使い、長期的視野に立って学習していくということだ。
それは、定期テストをある程度捨てる覚悟がいるということである。
目先のテストよりも、入試をターゲットにして直線コースで学習していき、定期テストを途中の状態把握に利用していくということだ。
しかし、一般にはこれができない、自分のポジションを定期テストで把握しようとしているからである。
だから、定期テストの点数が向上していくと、よくなったと錯覚しやすい。
事実、そこの部分はよくなったのかもしれない、しかし、もしかすると、単に平均点が高かっただけかもしれない。
また、仮にそこがよかったとしても、それより以前がよくなかった場合、やはり、後々問題が生じてくる。
たとえ、一過性のテストでよかったからと言って、全てがよかったわけではない。
定期テストには範囲があり、その範囲の中での出題であるからだ。
範囲がある以上、そこでの習熟度の高い子が上位に行く。
僕は、先程も述べたように、定期テストの学習という正規のルートだけでなく、独自ルートも考えている。
だから、塾独自の教材も学んでもらっている。
定期テストは頑張ってもらう。
でも、それ以上に、入試勉強を長期で学習してほしい。