名もなき詩

塾長のひとりごと
Vol.2
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独自ルート(4)
高3はこれからの時期の学習として、いよいよ本番対策という感じになると思うのだが、実のところ、そうでもない子も存在する。


高1から通い詰めてくれた子たちはそうでもない。


ところが、高3からやって来る子ほどザルの部分が多く、穴をなかなか塞ぎきれない。


高校では、すでに真ん中よりも上の子たちに照準を合わせ授業をしているようだ。


教材を見ればおよその授業のレベルの検討はつくし、実際、英語は細かい構文解説など行ってはいないらしい。 


しかし、部活で勉強を怠けていた子たちには構文力がないので、構文解説が必要である。


構文解説が模範解答にある問題集ならよいのだが、実際使用しているのは、全訳のみ与えられた問題集か、あるいは模範解答すら与えられない問題集である。


では、授業で構文解説するかというと、そのような時間はとれないのが実状であるようだ。


となると、力のない子たちは、構文がよく分からないまま授業を聞いていることになる。


だから、僕はそういう子たちは自分で独自に教材を買って勉強するしかないと思う。
独自ルート(3)
大学入試は、高校入試と違って、半年から1年早く受験勉強していかねばならないと思う。


まず、オープン模試のある難関大については、8月に実施されるオープン模試で少なくともC判定以上をつける必要があると考える。


そして、11月のオープン模試でB判定以上が必要だ。


でないと、たとえセンターで高得点をとったとしても、そういった大学は2次試験の比率が高いので、逆転されてしまう可能性があるからである。


そうなると、高3の夏の段階で、過去問にある程度手をつけられる状態づくりをしなければならない。


となると、逆算して、土台完成は高3の春まで。


さらに逆算して、高1・高2の基礎的な内容については、高1・高2の段階で穴のない状態を作り上げなければならない。


だから、とりあえず目先の学習を優先しているばかりではダメなのである。


英文法・古典文法・数学の基本例題などはしっかりと頭に叩き込んでおかねばならない。


理科・社会についても同様である。


定期テストで、点がとれなかった時は、何らかの教材(傍用問題集がいいだろう)で穴埋めをしておく必要がある。


テストが悪かったと凹んでいるヒマはない。


そんなことで貴重な時間を食いつぶすのなら、問題集を何度も繰り返し弱点を補強したほうが賢明だと思う。



独自ルート(2)
高校で成績上位を狙っていこうと思ったら、短期で学習していく必要がある。


例えば、一学期の中間テストと期末テストで結果を残そうと思い、約40日間で試験範囲を最低3回転しようと考えたとする。


すると、単純に約13日×3回転と仮定すると、ほぼ2週間程度で試験範囲を全科目1回転しなければならない計算になる。


現代国語、古典、数学1、数学A、英語1、OC、生物、物理、現代社会、etc.とあるので、ざっくり言って、約1.5日で1回転する勢いで学習しなければならなくなる。(極論だが。)


したがって、短期で結果を残そうと思うと、とてもハードな学習を続けていかねばならない。


部活が楽ならまだ何とかなる、部活が忙しいと、とてもではないが連続上位を狙っていくのは至難の業である。


学校で渡される課題は全員同じ。


学校で使っている教科書や問題集も同じ、だとすれば、テスト結果は習熟度で差が出るのは自明の理。


だとすれば、出遅れてしまった者や習熟するための時間が足りない者はどうしたらよいか?


ただ、課題を解いていくだけでは絶対に上位に行くことはできないだろう。


そういう場合は、僕は独自のルートを切り開くことが大切だと思う。


他の子たちが使っていない問題集を使い、長期的視野に立って学習していくということだ。


それは、定期テストをある程度捨てる覚悟がいるということである。


目先のテストよりも、入試をターゲットにして直線コースで学習していき、定期テストを途中の状態把握に利用していくということだ。


しかし、一般にはこれができない、自分のポジションを定期テストで把握しようとしているからである。


だから、定期テストの点数が向上していくと、よくなったと錯覚しやすい。


事実、そこの部分はよくなったのかもしれない、しかし、もしかすると、単に平均点が高かっただけかもしれない。


また、仮にそこがよかったとしても、それより以前がよくなかった場合、やはり、後々問題が生じてくる。


たとえ、一過性のテストでよかったからと言って、全てがよかったわけではない。


定期テストには範囲があり、その範囲の中での出題であるからだ。


範囲がある以上、そこでの習熟度の高い子が上位に行く。


僕は、先程も述べたように、定期テストの学習という正規のルートだけでなく、独自ルートも考えている。


だから、塾独自の教材も学んでもらっている。


定期テストは頑張ってもらう。


でも、それ以上に、入試勉強を長期で学習してほしい。
独自ルート(1)
このくらいの教材をこのくらいやればある程度の結果が残せるということが分かってきた。


高校生たちは、ほとんどが、いやいや課題を消化し、ふだんは部活ばかりに熱中し、テスト前だけ勉強しているから実力がつかないのだと考える。


そして、それなりに定期テストで点がとれてしまうことが問題なのである。


そのため、実力テストは悲惨なことが多く、中学の時と同じように、「部活を引退したら勉強に集中する」と考えているから始末が悪い。


難関大はそれでは間に合わない。


着実に高1・高2の間に基礎力をつけ、高3で2次力をつけなければならない。


つまり、高3で基礎固めをしていること自体が既に出遅れていることを意味している。


一般には、学校の授業システムはよく出来ているので、僕が述べたようなことは、学校の授業や教材をきちんと理解していけば、それなりの力はつくはずなのである。


しかし、学校の授業はmassとして指導されているので、その教材がその子に合ったものだとは言い難い。


また、生徒がその時その時の授業を真剣に聞いているかというと甚だ疑問である。


つい、居眠りをしたり、ボーっとしていたり、体調を崩したりして、ところどころ穴が開いていることが多いのである。


その部分を埋めるためには時間が必要なのであるが、遅れている生徒のために授業を止めることなどありえない。


だから、その日その日の授業を理解するだけで手いっぱいの状態に陥りやすいのである。


これを改善するためには、自分自身のペースで自分に適した教材で進めていくのがいいのだが、その選定ができないのが厄介なのである。


そこには、やはりコーチやマネージャーのような存在が必要となる。