名もなき詩

塾長のひとりごと
Vol.2
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小学生考(続)
小学生の夏期講習が昨日で終了しました。


最もエネルギーを消費する授業でした。


だいたい、ここで一日のエネルギーの約半分は消費してしまう感じでした。


逆に言うと、それだけエネルギッシュに教えることができたということでもあります。


そして、講習が終わって気がついてみると、小学生は過去最大人数でした。


しかも、地元だけでなく、わざわざ隣接した市からも車や電車で通ってくれています。


日々の授業のことしか頭になかったので、まったく気がつきませんでした。


これだけ優秀な生徒たちが、早い段階で学習してしまえば、他の小学生たちと圧倒的に差がついてしまうことでしょう。


しかも、面接してみると、彼らは嫌々ながら塾通いしているのでなく、むしろ「楽しい」と言っています。


小学校時代に、割合・食塩・速さの文章題に数多く触れ、ダイヤグラムや点の移動の知識を持ち、国語の読解力や漢字の力を身につけ、理科・社会のしっかりした知識を定着させておくことは、中学に進んでからかなりの役に立つはずです。


中学で部活動が始まると、それに疲れてしまい、まともな勉強時間など持てない生徒が大半を占めます。


テスト前だけ勉強し、都合良くそれだけで点数が取れてしまうことで、尚更そういった習慣が身についてしまいます。


しかし、小学校で基礎をしっかりと学習した生徒たちは、日々の演習を欠かさず、余力を持って中学の授業に臨むことができますから、積極的に発言もできますし、部活動にも精力的に参加できるはずだと思っています。


事実、塾で成績優秀な生徒たちの多くは部活動でも中心になっています。



少子化が進んでいるために、大学全入時代に突入し生徒の集まらない大学は淘汰されていくようになります。


国公立大ですら授業料を私立並みにしようという案さえ出ています。


二極分化が進み、人気のある大学に受験生が集まり、人気のない大学は潰れていくのです。


これと同じことが高校でも中学でも起こってくるでしょう。


そのため、アンテナの高い保護者の方たちは早い段階で学力をつけさせることを考えています。


でなければ、潰れてしまうような中学・高校・大学に行かねばならなくなるからです。


さらには、塾や予備校でも同様のことが起こってきます。


そのため、どの塾も小学生からの囲い込みを狙って様々な戦略を練っています。


スイミングスクールを買収したり、幼児教育の塾を買収したりしています。


つまり、小学生の塾通いの増加はうちの塾の単独の傾向というよりは、社会全体の方向性を示すものであり、必然的なものだと言えます。


公立中学や、市町村でさえ塾を運営する時代になってきており、今後ますますそのムーブメントは広がるでしょう。


中高一貫教育校が増え、指導要領が改められ、まもなく小学校で英語教育が開始されます。


時代は確実に変わってきています。


そして、その変化に対応するためには、小学生からセルフラーニングを定着させていくことが大切だと思っています。
小学生考
なにも私は「予習シリーズ」礼賛をしようというわけではありません。


しかし、学習のひとつの選択肢として充分研究に値すると考えています。


それまで「予習シリーズ」に踏み込める生徒はごく少数に限られていました。


理由の第一は、小4から始めることを前提として作られているため、小5からでは学習するのが厄介なこと。


そして、第二の理由は、難解な問題集であるため理解に時間がかかる上に、問題量が多いことです。


しかし、四谷大塚NETになり、その点は「α」という新しい基礎を重視した問題集がつくられることで改善されました。


実際に使ってみて、「α」は予習シリーズが今まで使えなかった生徒たちでも使えるようになっていると思います。


(第一部完)
小学生考
小学生は柔軟な思考回路と素直さを持ち合わせた最高の素材です。


彼らは環境に順応する力を備えています。


事実、「予習シリーズ」を用いた生徒たちは、最初のうちは戸惑いを覚えていましたが、3か月もするとそれが普通になり、むしろ嬉々としてやりたがる様子も見せるほどでした。


実際の中学受験はもちろん、中学に進んでからも、「予習シリーズ」を用いて学習した生徒たちは、飛躍的な進歩を遂げています。


実例を挙げると、ある生徒は中2で英検・数検共に準2級に合格しました。


準2級とは、高校1年生レベルです。


また、別の生徒も、中1ですでに英検3級、数検4級に合格しています。


3級とは中3レベル、4級とは中2レベルです。


彼らは、中学に入学してから英語を勉強し始めたのですから、その理解力の早さがうかがえると思います。


しかし、彼らの本当の素晴らしさはその読解力にあるのです。


実は、英語、数学ともほとんど教えていないのです。


彼らは与えられた教材を自分で読んで理解し、自分で勝手に進めているに過ぎないのです。


私は、教材の選定と学習の方向性を決め、現状の状態確認をして問題点を指摘し、時々質問に答えているだけなのです。


彼らは自分で内容を理解し自分で学んでいるのです。


小学校の時に丁寧にレベルの高い学習をしたことで読み取る力がつき、学校の授業で量的にあまり行われない「割合」や「速さ」の問題などを多数経験したことによって難問に対する理解力がついたのだと思います。


(つづく)
小学生考
以下は私が考える山形県の状況分析です。


教科書内容が3割削減され、土日が完全週休2日制に変わったことによって、小・中学生たちは暇を持て余すようになりました。


その分、遊びの時間が増え、ゲームやマンガに没頭するようになりました。


これではいけないと、親たちはスポ少や部活動に熱心になりました。


その分、余暇はなくなり、勉強時間だけが失われるようになったと思います。



3割削減の弊害は、高校受験と高校の授業に発生しました。


高校受験では、問題のレベルを低下させないために、記述問題が増えました。


テクニック系の問題は鳴りを潜め、根性算系(規則性)の問題や資料読み取り、意見論述といった「現場で考えさせる問題」が多くなりました。


こういった問題に対応するためには、低学年の頃から読解力・記述力を養成していかなければなりません。


しかし、ワークを中心とした定期テスト対策だけを勉強していたのでは「記述力」など養われるはずもなく、部活動に勤しむあまり本すら読んでいない生徒が多く、「読解力」にも大きな問題を抱えています。


また、削減内容の影響を最も強く受けたのは、高校の授業です。


小・中の削減内容はそのままそっくり高校の授業に加えられました。


ですから高校では「以前の内容+削減内容」という授業内容になってしまいました。


単純に、以前の1.3倍になったと考えるとわかりやすくなります。


そのため、高校では生徒たちの負担を軽くするための措置がとられました。


それが例の「世界史未履修問題」です。


しかし、それが使えない今となっては、高校生たちの負担は非常に大きく、「目標高校に合格した」と喜んでばかりもいられない状態になっているのです。



この状況を打破するためには、時間のある小学校時代から生徒の学力を高める必要がある。


そう考え、「予習シリーズ」の導入を決めました。


奇しくも、今年初め文科省は指導要領を改め削減内容を元に戻すことを発表しました。


うちの塾では、東京にいた頃教材として使っていた「予習シリーズ」が自塾に少しずつ定着してきて、昨年ようやく四谷大塚NETに加盟したばかりでした。


状況は今後変わってくると予想されますが、小学生に「予習シリーズ」を使ってもらうという発想はここから生まれました。


(つづく)
小学生考
今、私が最も欲しい人材は小学生であり、そのために四谷大塚NETに加盟しました。


「予習シリーズという難解な教科書を、地方の子どもたちが使いこなせるのか?」という命題を、どうやったら解決することができるのかをテーマとしてここ数年努力してきました。


最初のうちは、抵抗感が強すぎて使える生徒はほとんどいませんでした。


というよりも、私の考え方を理解していただける保護者の方を見つけることが地元では困難でした。


「必要以上になぜ勉強させるのですか?」といつも尋ねられたのものです。


「学力低下」などと、今でこそ叫ばれていますが、新指導要領が世に出た段階で既に予想できたことでした。


その時まで、私は塾に小学部を作っていませんでした。


しかし、指導要領の改訂によって、学習内容が3割削減されることが分かった時に、「小学生を何とかしなければ大変なことになる」と危機感を募らせました。


そして、逆行するように、その時から小学生の部をスタートさせました。

(つづく)