これから進学高校に進みたいという中学生は多いと思いますが、進学高校に進むつもりなら、気をつけておかねばならないことがあります。
それは、「進学高校は大学受験を目指す高校である」ということです。
もっと分かりやすく言うなら、「進学校の勉強は中学校と比べ物にならないくらい超ハード」ということです。
特に山形という予備校の少ない地方では、大学受験予備校としての機能も併せ持っています。
そのため、学校側からの締め付けがきついのです。
つまり、「宿題が多い」ということです。
その上、以前よりも小学校・中学校で削減された内容が上乗せされて高校に持ち上がっているため、尚、大変です。
さらに悪いことに、負担を軽くしようとする狙いで教えなかった世界史も、未履修がばれて、きっちり教えなければならなくなり、その分の負担も増えてしまいました。
つまり、今や進学高校は、高校受験レベルでの学習を続けていく必要があるほど大変な学校なのです。
そのあたりをしっかり認識しておかないと、進学してから戸惑ってしまうことになりかねません。
私が数学検定や英語検定で準2級以上を目指す意図もここにあります。
基礎学力を少しでも付けておかないと、高校に進学してから苦労することは明白です。
もちろん、辛いことばかりではありません。
部活や友情など、中学以上に楽しいこともあるでしょう。
しかし、楽しいことばかりに目を向け、学生の本分である学業に目を向けないのは本末転倒です。
その意味でも、受験生としての夏の学習にしっかり取り組めない生徒が進学校に進んでうまくいくはずがないと思えます。